丸利 吉田銘茶園は、京都宇治の土地で先祖代々(16代)宇治茶の生産家として育って参りました。

戦後世の中がようやく安定してきた昭和22年・23年に全国製茶品評会・関西製茶品評会が開催されるようになりました。

弊園では、今日まで両品評会には毎回出品し、特に一等一席である農林水産大臣賞は第1回をはじめとして、20回をも

獲得しております。

そして今も尚、手揉み製茶法や本簾覆下(ほんずおおいした)栽培という伝統的製茶技術を継承しております。

丹精込めて肥培管理された茶園より摘みとり、最高の技術で製茶した弊園の宇治茶をどうぞ御愛飲下さい。


献上手揉み玉露

「大嘗祭だいじょうさい」が十一月十四日に執り行なわれました。大嘗祭とは新天皇が即位して最初に行なわれる収穫祭で、天皇の祭祀のなかでもっとも重視されてきたもの。毎年行なわれる新嘗祭にいなめさい同様、新穀を捧げて神に感謝するとともに翌年の豊穣を祈られる祭儀です。そのために全国から集められる供物で、特に重要とされているのがその年に収穫された新米。アオウミガメの甲羅を焼いてひびの割れ方を見る「亀卜(きぼく)」と呼ばれる占いにより、お米の産地が決められ、西日本の「主基(すき)地方」から京都府が選ばれました。そのご縁によりお茶も京都府からと言うことで、弊園の手揉み玉露が選ばれました。


伊勢志摩サミットでも振る舞われたボトリングティー

King of Green RIICHI premium 

キング オブ グリーン リイチ プレミアム

 

16代目がつくる、京都宇治茶の最高峰。

お茶の贅沢を味わい尽くす、至福の風味。

 

・400年の歴史の結晶、お茶の中のお茶

鎌倉初期に栄西禅師が宗から持ち帰ったお茶の種子を京都・栂ノ尾高山寺の明恵上人が譲り受けて宇治茶が始まったといわれています。その地で続くお茶の生産家、吉田家の16代目吉田利一がつくる碾茶(てんちゃ)は、昔ながらの自然仕立てが特徴。堆肥栽培、葦簀(よしず)による遮光、ふかふかの土づくりなど、かなりの手間がかかるため今ではほとんど見られないこの方法と、先人から連綿と受け継がれてきたお茶づくりの勘どころが結集し、最高級の宇治茶を実現しています。

 

・口の中に広がるお茶の深い世界

ワイングラスに注がれた清らかな黄色い輝きは、深く熟成した白ワインのごとく。鮮やかな香りを放ち、口に含むとその香りがさらに広がります。香り立つ甘みは、わくわくするような気持ちをもたらします。華やかなインパクトが強いので、おもてなしの食前茶としてもおすすめです。

 

※こちらの商品はROYAL BLUE TEA JAPAN 様のサイトからご購入いただけます。


◎直売店営業日時間について◎

通常10時~19時まで営業致します。

日曜日は定休日です。

※ただし、5月は休まず営業しております。

 

お近くにお寄りの際は、是非お立ち寄りください。

 

住所 京都府宇治市小倉町老ノ木45-2

電話 0774-24-0320

FAX     0774-21-7900

営業時間 10:00~19:00

 

 

日曜日定休(5月除く)

 



お得意様が弊園のお茶についてブログを書いて下さっています。

是非ご愛読いただければ幸いです。

ブログ 吉田銘茶園の吉田勝治さんにお茶の話を聴く


最高級宇治茶

極 茶 ~kiwamecha~

玉露 150g缶箱入り 税込10,800円

抹茶   30g缶箱入り 税込5,400円

煎茶 150g缶箱入り 税込5,400円

雁ヶ音150g缶箱入り 税込5,400円

昭和45年宇治市より無形文化財の指定を受けた、幣園十四代目園主 吉田喜三郎譲りの栽培製造技術にて数ある自家茶園のなかでも、特に肥培管理の行き届いた茶園より摘採し製造した品です。 そして幣園は宇治茶発祥の地、京都栂ノ尾高山寺に今も残る、日本最古の茶園を肥培管理させて頂いており、其の山主 葉上照澄阿闍利様の絶賛を頂き命名して頂いたのがこの「極茶」でございます。


限定製造「だんご茶」

玉露の製造過程において、中でも特に柔らかい葉が揉んでいる間に一枚づつ解れず、何葉かが固まって、そのまま乾燥された物です。量的にはほとんど出来ない玉露の中の珍品でございます。

茶の密度が高いゆえ、急須に入れる量は1人分で、約5g(15粒程贅沢に)入れ、十分冷ました60度くらいのお湯を、茶葉が浸る程度に注ぎ、約5分置いて下さい。とろりとした濃厚な、まこと玉の雫と言うにふさわしい味わいとなります。

 ≪食べるだんご茶≫ 推奨する味い方

玉露のエキスが凝縮された「だんご茶」。もちろんお湯で淹れて頂いても至極の旨味を味わえますが、そのまま食べるという方法をお勧めしています。茶葉の中にはビタミンC・E、カテキン、カフェイン、食物繊維等々色々な有効成分が含まれています。

そのまま「食べる」ということは、その有効成分を余さず摂取出来るということです。

旨味を堪能しつつ、有効成分を取り入れるという一石二鳥の弊園がお勧めする方法でございます。


茶作り一筋十六代 伝統の技をいまに伝える…

宇治茶の起こりと丸利 吉田銘茶園

今から約800年の昔、京都栂ノ尾高山寺の明恵上人は栄西禅師が中国(宋)から持ち帰られた茶の種子を分与され、栂ノ尾にその種子を播かれました。なお、これを宇治の黄檗山万福寺の門前に分かち植えられたのが、宇治茶の始まりと言われております。

弊園は、この宇治の地で茶祖の教えを未来に引き継ぐべく日本最古茶園(京都栂ノ尾高山寺茶園)を守り、吉田喜三郎、利喜三、利一と茶作り一筋に十六代、歴史ある生産家として日々良質の茶作りに精進し、宇治茶全体の発展にも尽力しております。尚、全国及び関西製茶品評会には毎回出品しており、
毎回入賞しております。特に一等一席の農林水産大臣賞は第1回をはじめ20回をも獲得しております。丹精込めて肥培管理された茶園より摘み取り、最高の技術で揉みあげた当園の宇治茶を一人でも多くの皆様にご愛飲いただければと思います。

日本遺産認定 本ず茶園「本ず被覆栽培」

宇治で栽培されるお茶の最大の特徴は「覆下茶園(おおいしたちゃえん)」と呼ばれる独特の栽培方法で、日光を遮ることによって、渋みが少なく、うまみの多いお茶を栽培します。覆下茶園は碾茶や玉露を栽培する茶園で、室町時代から続く宇治茶栽培の原点です。

弊園は当時から続くよしずの上に藁を敷く「本ず被覆栽培」をいまもなお継承し、碾茶や玉露作りに活かしております。

 

日本最古の茶園と高山寺

連綿と受け継がれてきた宇治茶の歴史、その元を辿れば高山寺に行き着く。
その昔、中国から栄西禅師により持ち帰られた茶の種子を高山寺開祖・明恵上人が分与され、栂ノ尾に播種された。
上人は茶の功徳(効用)をあまた衆生へ伝えるべく宇治その他の地域に広められ、なかでも宇治は地理的にも恵まれ、また先人の精進により日本茶の代名詞とまでなった。
しかし時は流れ人の好みも変遷を見るが、茶の本来の阿留辺幾夜宇和(あるべきようわ)とは。
その答えは茶の原点返るしかない。
弊園は茶祖の教えを未来に引き継ぐべく日本最古の茶園(高山寺茶園)を守り、茶の本来の阿留辺幾夜宇和を探りつつ茶造りに精進しております。

阿留辺幾夜宇和(あるべきようわ)とは、「今この時点で自分が成すべき事に最善を尽くす」という明恵上人の教え
※十四代園主 吉田喜三郎から始まり、日本最古の茶園(高山寺茶園)の肥培管理を高山寺より引受け管理させて頂いております


宇治茶手揉み製法

元文3年(1738年)永谷宗円翁、青製煎茶製法を創案した。
それまでは、中国の流れを汲み、茶の芽を釜で炒って、ムシロの上で手足によって揉み、日光で乾燥させた、釜炒り茶といわれるものであった。
翁は、この製法を改良し、ホイロで乾燥しながら手で揉む製茶法(青製煎茶製法)を始めた。
この茶は、従来の茶に比べて色沢香気ともに優良で、江戸をはじめ各地において評判を博した。
その後、多くの人々によって改良を加えながら、今日の手揉み宇治製法が完成された。
この手揉み製法が全国銘茶産地に広められ、現在各地で保存されている手揉み技術の大半は、宇治製法の流れを汲むものと思われる。
弊園十四代園主 吉田喜三郎が保持していた玉露の手揉み製法は、この宇治製法を正しく受け継ぎ、更に技術改良を加えたものである。
昭和44年3月3日宇治製法技術保存協会が結成され、翌年10月「宇治茶手揉み製法」が無形文化財に指定され、その保持者として弊園十四代園主 吉田喜三郎が認定された。

※写真は十六代園主 吉田 利一(宇治茶製法手揉み保存協会 会長)